中華民国建国パーティー、福岡で開催
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中華民国(台湾)建国104周年を記念する「国慶節」パーティーが10月9日、福岡市博多区のホテルで開かれ、福岡の政財界や台湾の行政関係者ら約700人が出席した。
主催である台湾福岡総領事館(台北駐福岡経済文化弁事処)の戎義俊総領事が「来年1月の総選挙によって、台湾の政治の方向性が大きく変わる可能性がある。台湾の今後の行く道にも注目してほしい。また、台湾と九州は相互信頼関係をさらに深め、観光、経済・文化の面でも交流が深まり、関係が更に発展することを願っている。とあいさつした。また、台湾には増えてきている日本ファンの若者「ハーリー族」にも触れ、「台湾人の若者は日本語を通じて、多くの近代文明を取り入れることに成功した。現在、台湾の若者の間では、急速に日本語学習熱が高まっており、街中のいたるところに日本語塾が林立している。大学の授業では第二外国語として日本語を選択する者が圧倒的で、日本語学科の倍率も年々増えている」と近況を報告した。総領事は、2013年4月に福岡に着任し、二年半が経過。「様々な場所を訪れ、改めて九州・山口は素晴らしいと実感した。台湾と九州の飛躍的な発展、中華民国・台湾と日本国の国運隆昌を祈念したい」と感想を述べた。
主賓の野田国義参議院議員は「福岡、九州と台湾の関係性は年々高まっている。今後の更なる交流に尽力していきたい」と述べた。一般社団法人九州経済連合会・麻生泰会長は「九州と台湾は、観光、経済面など多様な部分で密接性がある。台湾と九州の飛躍的な発展を期待したい」とあいさつした。福岡県台湾友好議員連盟・加地邦雄会長は「九州国立博物館での『故宮博物院展』は大成功を収めた。このレセプションも、過去最高の来場者ではないだろうか。それも、福岡と台湾の交流の深さを物語っている。今後のお互いのますますの発展を真に願う」と乾杯の音頭を取った。
ステージでは、台北駐福岡経済文化弁事処の職員や台湾留学生一同での合唱や、台湾で活動する歌手のミニライブなどが繰り広げられ、大盛り上がりとなった。
【杉本 尚丈】
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