ゼンリンの連結子会社Will Smartが上場承認
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(株)ゼンリン(本社:北九州市戸畑区、高山善司代表)は13日、の連結子会社である(株)Will Smart(東京都江東区、石井康弘代表)の東京証券取引所グロース市場への新規上場が承認されたことを明らかにした。ゼンリンが保有するWill Smart株式の一部を今後売出しを行うことにより、Will Smart は連結子会社から持分法適用関連会社となる。
Will Smartは、「自らのアイデアとテクノロジーを活用し社会課題を解決する」ことをミッションとし、IoT とソフトウェアの企画開発、DXソリューションの提供を行っている企業。ゼンリンの2023 年3月期連結売上高に占める売上比率は約1%だ。
上場の目的についてゼンリンは、Will Smartがより自律的かつ機動的な経営を行うことが、同社の成長をさらに加速させるものと判断。上場を通じて、Will Smarの成長に必要となる社会的信用度の向上、自立的な資金調達手段の確保、優秀な人材の確保が可能となることで、幅広い領域へ機動的に事業展開することを期待しているという。
Will Smart上場後、同社が提供するDX ソリューションが、ゼンリンのサービスとの親和性が高く、地図データの利活用で今後もパートナーであり続けることが両社の企業価値向上に資すると考えられるため、ゼンリンは関連会社としてWill Smart株式を継続保有する方針を示している。
一方で、上場後はさらなる独立性が求められることから、今後ゼンリンはWill Smartの独立性を尊重し、自律的な経営を支持するとしている。なお、Will Smart上場にともなう株式売却・新株発行後に、ゼンリンが所有する株式数は64万5,000株、持株率は44.66%(上場後の全予定発行済株式数は144万4,000 株)となる見込みだ。
【田中 直輝】
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