2024年12月22日( 日 )

リックス、ドイツ子会社で1億円超の資金流出被害

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 22日、機器製造・卸を行うリックス(株)(福岡市博多区、安井卓代表)は、ドイツの連結子会社において、社外への資金流出事案が発生したことを発表した。

 発表によると、15 日、悪意ある第三者による虚偽の指示に基づいて社外への資金流出が発生、流出発覚後まもなく当該指示が虚偽であることに気づき、犯罪に巻き込まれた可能性が高いと判断して、ドイツの捜査機関に対し被害の報告を行ったという。

 発表時点での損失見込額は約1億900万円。当該損失額は、2025年3月期第1四半期の連結会計で特別損失として計上を予定している。

 また同社は、現在捜査当局に全面的に協力するとともに、流出した資金の回収に向けて全力を尽くしているとし、今後、捜査に進展があり、開示すべき事項が発生した場合には、速やかに開示するとしている。 
 リックスは、今期(24年3月期)の業績見通しについて、売上高488億円(前期比7.9%増)、営業利益35億8,000万円(同7.6%増)、経常利益39億5,000万円(同5.4%増)、当期純利益29億8,000万円(同7.8%増)としている。

【寺村朋輝】

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