福岡東総合庁舎跡地に「コネクトスクエア博多」オープン
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九州旅客鉄道(株)を代表企業とし、福岡地所(株)と(株)麻生を構成員とする企業グループが福岡東総合庁舎敷地有効活用事業の優先候補者として開発を進めていた「コネクトスクエア博多」が15日に竣工した。
福岡県は、福岡県福岡東総合庁舎の敷地について、PPP(公民連携)の一手法である「定期借地方式による土地貸付」による有効活用を図ることとし、事業者選定のための公募を2018年10月に開始。19年8月に優先候補者を同グループに決定していた。
同施設はJR博多駅筑紫口から徒歩3分、福岡市営地下鉄博多駅東6番出口からは徒歩2分の好立地となっており、建物は鉄骨造(一部RC造、SRC造)で、地上12階、地下1階、延床面積2万1,442.91 m2。1階にはカフェ、2階と3階には福岡県の税事務所、4階から12階は企業のテナントとなっている。
広場やピロティ広場にはベンチや緑、花を配置。休憩や団らんを誘発し、日常的なにぎわいも創出するとともに「都心の森1万本プロジェクト」に参画。さらにピロティ広場は博多まちづくり推進協議会と連携したさまざまなイベントに利用される予定だ。
ピロティ広場に面する1階カフェは「THE ALLDAY ORTO」の名称で31日にオープンする予定となっている。運営は福岡市内で「ORTO CAFE」を運営する(株)オルトアンドカンパニー。今回の店舗は新業態で、カフェだけではなくランチやディナーなどにも対応しているほか、店内にチーズ工房を併設している。
2階と3階にある福岡県博多県税事務所は25日に福岡県千代合同庁舎から同建物へ移転する。
なお、「コネクトスクエア博多」は「博多イーストテラス」に続き、福岡市の再開発プロジェクト「博多コネクティッド」の第2弾として規制緩和を受けた。今後、入居者だけではなく、利用者や地域住民にも親しまれる博多駅周辺の新たなランドマークとして、筑紫口エリアの賑わい創出に寄与することが期待される。
【岩本 願】
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