2024年11月25日( 月 )

金正恩氏、「意図的に」激太りというウワサ

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kimu 今月上旬に首都・平壌で、朝鮮労働党創成70年の軍事パレードを行った北朝鮮。一糸乱れぬ行進と、演出ぶりと同様に注目を集めたのは、金正恩第一書記の「肥満」ぶりだ。中国版twitterと呼ばれるインターネットページ「微博(ウェイポー)」では、金正恩氏の肥満体を揶揄したニックネーム「金三胖」(ジンサンパン/胖は「太った」、三は「三代目」を指す)の検索回数が上位に昇っていたが、軍事パレードに中国指導部序列5位の劉雲山・政治局常務委員が出席したことなどから、「金三胖」でのキーワード検索が国家によるブロックの対象になるなど、中国でも影響を与えている。

 韓国メディアでは、金書記の肥満に関して、体型などから現在の体重は130キロ近くあるのではないかと報道。また、肥満の原因として、叔父の張成沢・元国防副委員長を処刑後の「ストレスによる暴飲暴食」「後悔で自分自身を呪い、制御が効かなくなった」ことなどを挙げている。一方で、韓国人事情通は「金正恩氏は中学・高校でスイスに留学していたが、スイスでの写真が韓国メディアでも公開されている。その時は痩せていた。正恩氏は、祖父にあたる金日成氏を崇拝しており、かっぷくが良く、国民の支持を得たとされる日成氏に近づきたいという願望が強いのではないかという見方が出てきている」と指摘する。

 一部韓国メディアは、その歩き方から金正恩氏は、糖尿病や循環器系疾患を抱えているとも見ていると言う。前述の韓国人事情通は「金日成氏や金正日氏に比べ、金正恩氏には特筆すべき実績もなければ、その見込みも無い。糖度の高いものを過食し無理やりでも太ることで、せめて風体だけでも日成氏に近づけ、人民に『じいちゃんの再来』とでも思わせたいのではないか」と揶揄している。

【杉本 尚丈】

 

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