山形屋、負債360億円で私的整理へ
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鹿児島の老舗百貨店(株)山形屋(本社:鹿児島市、岩元修士代表)が2023年12月28日に、経営再建のための私的整理の一種である「事業再生ADR」(裁判外紛争解決手続)を申請していたことがわかった。負債総額は約360億円。
5月28日に開催予定の債権者会議で、金融機関からの合意を得れば、再建計画案の実行に移る。
同社は1917年6月に設立された百貨店経営業者。別法人で薩摩川内市、宮崎市、日南市に店舗を有している。南九州で高いブランド力を発揮し、ピーク時の1997年2月期には約687億円の売上高を計上していた。
しかし、大型商業施設の台頭などにより、消費者の生活スタイルが変化し業績は低迷。回復に向けてフロアのリニューアルなどの設備投資を行っていたものの、直後にコロナ禍が発生。2023年2月期の売上高は約158億円(新会計基準による。旧会計基準での売上高は約367億円)となり、当期純損失は7億9,800万円で、6期連続となる最終赤字を計上していた。そのようななか、取引金融機関の支援を受け、事業再生ADRによる再建を目指すこととなった。
なお、営業は通常通り行われている。
所在地:鹿児島市金生町3-1
設 立:1917年6月
資本金:1億円法人名
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