ふくおかFG、24年3月期決算　最終利益大幅増

　（株）ふくおかフィナンシャルグループ（福岡市中央区、五島久代表）は13日、2024年3月期の連結決算を発表した。それによると、経常収益が4,047億4,300万円（前期比22.2％増）、経常利益は569億3,700万円（同13.8％増）、当期純利益は611億7,800万円（同96.4％増）と大幅な増収増益となった。

　増益の理由について、同社は資金運用収益の増加と昨年10月に実施した（株）福岡中央銀行との経営統合にともなう負ののれん発生益などを挙げている。各行別では福岡中央銀行が統合にともなう費用のため最終赤字9億9,200万円を計上したが、（株）福岡銀行、（株）熊本銀行、（株）十八親和銀行ともに最終黒字を計上した。

　25年3月期の業績予想について、経常利益は995億円（同74.8％増）、当期純利益は685億円（同12.0％増）と増益を見込んでいる。

【茅野　雅弘】