2024年11月26日( 火 )

益城町、グランメッセ北側に産業団地整備

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産業団地計画地周辺エリアの略図 町公表資料より
産業団地計画地周辺エリアの略図
町公表資料より

    益城町(熊本)は、九州最大級の産業展示場「グランメッセ熊本」の北側周辺で産業団地の整備計画を進めている。産業団地の規模は約9.4haが見込まれており、整備を通じて半導体関連産業を中心とした熊本県への企業の旺盛な工場、物流拠点などの進出需要に対応する。

 計画地は第二空港線沿いで、益城熊本空港ICから1km圏内。TSMC工場までは車で約25分、阿蘇くまもと空港までは同約15分、熊本駅までは同約30分となっており、交通利便性は相応に高い。

 分譲区画は1.約3.8ha、2.約1.1ha、3.約1.2haで、製造業、物流業を想定業種としている。分譲価格は未定。

土地利用計画図(予定)
土地利用計画図(予定)

    対象地区は惣領西窪・福富峠地区で、幹線道路(延長約209m、幅員10.5m)、準幹線道路(延長約373m、幅員9m)、既存道路拡幅(延長約296m、幅員9m)のほか調整池(約1万1,757m2)、緑地(地区面積の10%以上)も整備される。

 今後のスケジュールとして、2025年度の造成工事、予約分譲開始を予定している。

 益城町では大和ハウス工業(株)がくまもと臨空テクノパーク内に「シリコンヒルズ熊本」を開発するなど、TSMC進出にともなう経済波及効果が表れ始めている。

【代源太朗】

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