2024年11月22日( 金 )

直方市の公共事業発注をめぐり、職員と企業役員らが贈収賄で逮捕

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 直方市の水道施設課の職員と事業者3名が23日、公共事業の発注を巡る収賄罪で逮捕された。事業者3名は水道用品販売を行う共立機工(株)(福岡市早良区)の役員と従業員、上下水道設備工事を行うイオハラ設備(有)(福岡県直方市)の役員。

 福岡県警によると、被疑者の職員は業者に便宜を図る見返りに利益供与を受ける約束をし、約90万円相当のゴルフ用品、釣り用品などの物品を複数回に分けて受け取っていた。

  県警の調査によると、このような構図になる。同職員が直方市内の浄水場の運転管理業務の委託先の元請け会社に対して、下請けとしてイオハラ設備を入れるよう勧めた。イオハラ設備は同職員に自社から現金などを見返りとして直接渡すのを避け、共立機工を介して迂回するかたちで物品を同職員に送っていた。同職員は欲しい物品リストを共立機工にSNS等で送り、同社の2人はイオハラ設備からお金を受け取って物品を購入して、同職員に渡していた。

 県警は被疑者の認否について明らかにしていない。また、余罪があるとみて調査を継続している。

【茅野雅弘】

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