本社機能をワンビルへ移転、現本社跡地は再開発へ　九電工

　（株）九電工は、本社機能を2025年春に開業予定の「ONE FUKUOKA BLDG.」（ワンビル、福岡市中央区天神1丁目）に移転することを明らかにした。南区那の川1丁目にある現本社ビルの敷地は、隣接する飯塚信用金庫の店舗とともに再開発される模様だ。

　ワンビルの所有企業である西日本鉄道（株）と1日、定期建物賃貸借契約を結んだ。九電工は、地上19階建ての同ビルのうち13階と14階の一部（計約7,000m²）に入居し、約900人の従業員が業務にあたる計画だ。

　現本社と飯塚信金の店舗がある敷地は約5,900m²。「多様な働き方のニーズに応え環境・地域と共生する『ライフスタイル』型ビジネス拠点の創出」を基本コンセプトとして、地区の特色である働く場所と暮らす場所が混在する利点を生かした環境づくりを目指すとしている。

【田中直輝】