積水ハウス25年1月期中間は大幅な増収増益 国際事業が拡大
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積水ハウス(株)は5日、2025年1月期第2四半期決算を発表した。それによると、売上高は前年同期比27.1%増の1兆8,591億2,700万円、営業利益は同25.8%増の1,571億4,100万円、経常利益は同17.5%増の1,471億7,600万円、当期純利益は同33.0%増の1,229億8,300万円。国際事業の売上高や利益が大幅に拡大したことが、業績拡大の主な要因となっている。
セグメント別の業績を見ると、戸建住宅や賃貸住宅を含む請負型事業が売上高 6,479億5,700万円(同4.7%増)、営業利益664億2,600万円(同 2.0%増)。賃貸住宅管理やリフォームを含むストック型事業は売上高4,357億8,600万円(同 6.4%増)、営業利益420億3,700万円(同 9.7%増)。マンションや都市再開発を含む開発型事業が売上高3,026億800万円(同 21.3%増)、営業利益397億7,800万円(同 15.9%増)だった。
このほか、米国やオーストラリアを中心とする国際事業は売上高4,846億7,000万円(同140.3%増)、営業利益302億3,900万円(同142.4%増)と大きく成長。米国の戸建住宅事業においては、住宅ローン金利の高止まりの影響で中古住宅が在庫不足となり、新築住宅へのニーズが高まったことから既存ビルダーの受注・引渡しが好調に推移した。
また、事業展開エリアの拡大に向け今年4月に、米国有数の住宅会社M.D.C. Holdings, Inc.を完全子会社化したことなどが要因となっている。
開発型では都市再開発事業において、都市型賃貸住宅「プライムメゾン」7物件を売却したほか、ホテル物件「W OSAKA」(大阪市中央区)の持ち分を計画通りに売却できたことなどで大幅な増収増益を実現した。
通期業績については売上高4兆円(前期比28.7%増)、営業利益3,200億円(同18.1%増)、経常利益2,880億円(同7.4%増)、当期純利益2,090億円(同 3.3%増)を計画している。
【田中直輝】
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