2024年09月30日( 月 )

グッデイが名島団地の一角に新業態の店舗オープン

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店舗の外観
店舗の外観

    ホームセンター事業を展開する(株)グッデイは27日、名島団地(福岡市東区)の一画にくらしサポートセンター「グッデイさん家(ち)」をオープンした。来年3月18日までの期間限定。団地や周辺住民に日常で使う商品の販売を行うほか、暮らしの困りごとについて経験豊富なスタッフがサポートする場とする。

 名島団地は福岡県住宅供給公社が運営しているが、グッデイは公社とともに昨年冬から団地居室の有効活用を狙いとし、DIY・リノベーションを手がける楽しさを提案するプロジェクト「グッデイ団地プロジェクト」を展開している。

 「グッデイさん家」は同団地敷地内にある公社所有の木造建物の一部(約27m2)に設置されたもので、オープンに合わせ店内の設えやウッドデッキなどにDIY工事が施されている。また、DIY工房を併設し、電動工具の貸し出しサービスも行う予定となっている。

店内の様子
店内の様子

 定番商品のほか、DIY関連商品など暮らしの困りごとに対応するアイテムを販売。今後、住民の意見を取り入れながら内容を充実させ、さらに近隣のグッデイ東福岡店(名島団地店から約3キロ)からの取り寄せや注文が可能としている。

 グッデイでは、団地プロジェクトを通じて、「近隣の日用品販売店まで距離があり、車がないと買い物が不便」、「DIYに精通した人に自分の家の不具合について訊いてみたい」などという住民の声を収集。「グッデイさん家」はそれらに対応するものだ。

「家主」(店舗責任者)の佐瀬氏
「家主」(店舗責任者)の佐瀬氏

    店舗には、「家主」と呼ばれるスタッフ・佐瀬合一氏が常駐し、住まいや暮らしの悩み相談に対し、アドバイスを提供する。佐瀬氏は1987年入社で、DIYや園芸・日用品・ペット関連まであらゆる分野の知識に精通することから起用された。

 佐瀬氏は「今回の取り組みはグッデイのアンテナショップ的な役割を担うもので、新たな販売スタイルの模索の一環。ワークショップの開催などを通じ、地域のコミュニティ形成にも寄与していきたい」と話していた。

【田中直輝】

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