多様な土木資材をワンストップで供給 40年近く地域を支えてきた業界の「便利屋」

（株）三鐘エフゼット

社会貢献への思いからワンストップで資材を供給

　縁の下の力持ちとして地域のインフラを支える土木工事。施工現場では管材や電材、木材などさまざまな資材が用いられ、土木関連資材の流通について言えばメーカーを起点として商社、一次卸、二次卸…というルートをたどり施工業者に渡るのが一般的だ。資材ごとに業者が違うため、幅広い資材を手に入れるためにはさまざまな業者とコンタクトを取る必要がある。しかし、その手間を一手に引き受け、ワンストップで資材の提供を行うことができるのが、（株）三鐘エフゼットだ。

　同社は1987年、現代表の小林喜幸氏によって設立された。「三鐘」はキリスト教の教会において「出生」「結婚」「死亡」の際に鳴らされる3度の鐘のこと。エフゼットは「Fruitful Zone」（実りあふれる地域）の頭文字をとったもので、「生涯を通じて実りある地域社会に貢献したい」という意味が込められている。

九州一円の販売網と経験豊富な人材が強み

　同社の拠点は福岡県志免町の本社のみで、営業担当者は主に福岡市とその近郊で営業活動を行っている。しかし、販売網は離島を除く九州一円だ。これを可能にした背景は「各地域に提携の販売店を有していること」にある。各販売店は同社の管理の下、同社のノウハウを活用して利益を出すことができ、同社は組織を簡素化でき業務の煩雑さも軽減できる。Win-Winの関係であるという。

　同社の従業員は営業、事務などを含め、すべて50代以上で構成されており、皆リース会社や塩ビメーカーなど、前職で土木業界に関連する企業に勤めていた経験をもつ。どんな資材でも、社内で聞けば誰かが答えてくれる。このように各々が専門知識を有しているため、業務を円滑に進められることが強みだ。

　土木関連資材のプロフェッショナルとして35年以上にわたり実績を積んできた三鐘エフゼット。目の前の顧客のみではなく、ひいては地域社会にも貢献するため、生涯資材を通して土木工事業者を支えていく。

＜COMPANY INFORMATION＞
代　表：小林喜幸
所在地：福岡県糟屋郡志免町桜丘1-15-8
設　立：1987年5月
資本金：1,100万円
ＴＥＬ：092-936-8081
ＵＲＬ：https://www.office-web.jp/sanshoufz