空港近接の丘陵地「博多の森」に 高質で緑豊かな新たなまち誕生へ
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福岡市博多の森土地区画整理組合
緑と暮らしの共生
福岡空港の東側に近接する丘陵地に位置し、1990年開催の「とびうめ国体」に合わせて建設・整備された総合運動公園である「東平尾公園」。同公園を含めた周辺一帯は「博多の森」という愛称で市民に親しまれているが、その一角で現在、新たなまちづくりとなる「福岡市博多の森土地区画整理事業」が進行中だ。
同土地区画整理事業の施行区域は、志免町との境界に近い博多区青木2丁目および空港前5丁目にまたがり、博多の森テニスコートの北側に位置するエリアで、地区面積は約16.3ha(約4万9,400坪)となっている。エリア中央部に幅員13~14mのメイン道路を配置するほか、幅員の6m生活道路を適宜配置。エリアのエントランス部には水辺空間と地域医療の核となる総合病院を配置し、そこからエリア内に入ると、大手ハウスメーカー11社による185~190区画の高質な住宅地が広がっていくイメージとなっている。
なお、景観への配慮と防災面の観点から、メイン道路の無電柱化を計画。空港を臨むエリア南側の場所には、まちのブランド価値をさらに高める施設もオープンする予定だ。
同土地区画整理事業の進行にあたっては、2023年4月に「福岡市博多の森土地区画整理組合」の設立認可を福岡市から受けたことで、本格的にスタート。今後は今年9月の仮換地指定を経て、年内には造成工事を着工させたい意向で、順当に行けば27~28年ごろに新たなまちが誕生する予定となっている。
同区画整理組合の理事長を務める曽根﨑淳氏は、「ようやく新たなまちづくりを実現できる段階となりました。『博多の森』の名にふさわしいブランディングを行いながら、緑と暮らしが共生する良いまちにしていきたいと思います」と意気込む。
地下鉄・福岡空港駅まで徒歩圏内に位置する利便性の高さと、豊かな自然環境を両立する地に誕生する新たなまち。単なる住宅地開発にとどまらない、持続可能なまちづくりとなることを期待したい。
<COMPANY INFORMATION>
理事長:曽根﨑淳
所在地:福岡市博多区空港前3-26-9
パークアヴェニュー200
設 立:2023年4月
TEL:092-292-4758法人名
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