2024年11月23日( 土 )

OCHIホールディングス、25年3月期中間業績予想を下方修正 市況の悪化鮮明に

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 28日、OCHIホールディングス(株)(本社:福岡市中央区、越智通広代表)は、2025年3月期の中間および通期の業績予想を下方修正すると発表した。

 発表によると、25年3月期第2四半期の修正後の連結決算の各数字は、売上高が570億円(前回予想620億円)、営業利益は50%減の7億円(同14億円)、経常利益は44.1%減の9億5,000万円(同17億円)、四半期純利益は51.4%減の5億1,000万円(同10億5,000万円)と予想している。このような厳しい業績状況に対し、OCHIホールディングスは管理費削減を進めているものの、M&A関連費用の計上なども響き、業績改善には至っていない。

 下方修正の理由について、同社グループは建築資材販売を主力とするが、持家・分譲戸建住宅の新設着工数が32カ月連続で減少し、事業環境の悪化に見舞われていることや、主力商品の1つである合板についても、需要低迷にともない販売価格が低下し、販売量も低調に推移していること、また、夏場に西日本を中心とした長雨、台風等の影響で、工事の着工や物流に遅れが生じたことなどを挙げている。また、利益面については、販売管理費の削減に注力しているが、M&A関連費用の計上などもあり売上高減少の影響をカバーするに至っていないと説明している。

 通期の連結業績予想についても、25年3月期の売上高は前回予想より100億円少ない1,150億円に、営業利益は前回予想比46.4%減の15億円、経常利益は同38.2%減の21億円、当期純利益は同45.2%減の11億5,000万円と予想している。

【寺村朋輝】

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