ふくおかFG、25年3月期中間決算は増収増益　資金調達費用増加も収益が上回る

　11日、（株）ふくおかフィナンシャルグループ（本社：福岡市中央区、五島久代表）は2025年3月期の連結中間決算を発表した。それによると、経常収益は2,248億8,700万円（前年同期比15.6％増）、経常利益は556億3,300万円（同25.1％増）、四半期純利益は391億8,000万円（同29.4％増）で、増収増益となった。

　今期の決算要因としては、資金運用収益が大きく増加したが、とくに有価証券利息配当金が前年同期の420億円から531億円へと26.4％増となっている。一方、費用面では資金調達費用も前年同期の487億円から621億円へと27.5％増という大幅な増加となったが、収益の増加が費用の増加を上回り増益につなげた

　通期（25年3月期）の業績予想については、経常利益は1,055億円（前期比85.3％増）、当期純利益は720億円（同17.7％増）で、大幅な増益を見込んでいる。

【寺村朋輝】