パチンコ大手の「平和」 12年越しのアコーディア買収で世界最大のゴルフ場グループへ
-
18日、パチンコ大手の(株)平和(本社:東京都台東区、嶺井勝也代表)は、ゴルフ場大手の(株)アコーディア・ゴルフ(本社:東京都品川区、石井歓代表)を買収すると発表した。
米投資ファンドのフォートレス・インベストメント・グループ傘下のファンドから、来年1月31日にアコーディア親会社の全株式を約5,100億円で取得する。アコーディアの前身は1981年創業。一時期ゴールドマン・サックスの出資を受けていたが、MBKパートナーズが2017年にTOBで買収。フォートレスは21年にMBKから4,000億円規模で買収していた。今回の売却によりフォートレスは、3年でおよそ1,000億円の売却益を得たことになる。
アコーディア・ゴルフは170以上のゴルフ場を保有する国内トップで、福岡県でも二丈カントリークラブ(糸島市)など4コースを保有している。
一方の平和は、2011年にTOBでパシフィックゴルフマネージメント(以下、PGM)を傘下としている。PGMは148コースを運営しており、アコーディアに続く業界第2位。福岡県内では大博多カントリー倶楽部など8コースを運営している。
アコーディア・ゴルフとPGMについては過去記事で詳細に報じている。
『【業界を読む ゴルフ場運営業者】2強がリーズナブル市場けん引 バブル終焉で高級コースと二極化へ』実は、平和がアコーディア取得に乗り出したのは今回が初めてではない。平和の子会社となったPGMは12年に、上場していたアコーディアにTOBを仕掛けていた。今回の買収は12年越しとなる。
これにより平和は、世界最大のゴルフ場グループとなる。
平和による2012年のアコーディア買収騒動をめぐる顛末は過去記事を参照のこと。
『5年続いた乗っ取り騒動がようやく決着のアコーディア・ゴルフ』【寺村朋輝】
関連記事
2024年12月19日 13:002024年12月16日 13:002024年12月10日 17:302024年12月4日 12:302024年11月27日 11:302024年11月26日 15:302024年12月13日 18:30
最近の人気記事
おすすめ記事
まちかど風景
- 優良企業を集めた求人サイト
-
Premium Search 求人を探す