『博多朝マルシェ』を開催、博多三徳(前)
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創業1959年の海産物卸問屋・博多三徳の倉庫内で、毎月(7月と11月を除く)第4土曜日、想いのつまったウマいモノが集まる市、『博多朝マルシェ』が開催されている。博多三徳の場所は、福岡市の那の津通り対馬航路交差点のすぐ近く、開催時間は午前9時から午後2時までとなる。
トロ箱に入った鮮魚、朝取りの無農薬野菜、椎茸、よもぎ餅、生姜ジャム、手作りパン、自家焙煎コーヒー、卵など、多彩な商品が集結した『朝マルシェ』は、小さな子どもからお年寄りまで幅広い年齢層に大人気。こだわった商品作りを手がける店舗のみが集まり、良質なうまい物が提供されている。博多朝マルシェ
「新鮮な魚をおいしく食べてほしいという思いから、加工品の製造担当者と2人でマルシェを企画しました。初回は昨年の4月で、わが社とほか4店舗の出店だったのですが、最近は毎回10~13店舗の出店があります。食べる人のことを想い、とびっきり美味しいものを手塩にかけて作っている生産者を基準に声をかけています。みなさん私の思いに賛同していただいた方ばかりです」と、3代目社長として修行中の上田江美子氏。昨年の春に2代目社長だった父を亡くし、会社を託された。現在は、母の美津子氏が代表として会社を背負っているが、ゆくゆくは江美子氏に受け継がれていく。
「実家が海産物問屋なので、昔からいりこや昆布でだしを取ったお味噌汁やお料理を食べていました。しかし、自分が家庭を持ち毎日ご飯を作る身になると、おだしの取り方がわからない。昆布やいりこが実家から送られてはくるのですが、結局、顆粒だしを使っていました」。
若い世代の家庭では、天然の素材から「だし」を取ることは少なく、手軽で便利な「だしパック」や「顆粒だし」を使うのが主流。三徳でも、いりこや昆布を購入する客層は高齢の人が多かった。
(つづく)
【村重 珠実】<COMPANY INFORMATION>
海産物卸問屋 博多三徳(三徳商事㈱)
代表:上田 美津子
福岡市博多区対馬小路10-18
TEL:092-291-4507
HP:http://asagohan.santoku-net.co.jp関連記事
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