【3/29】成長中のメディカルフィットネス市場　世界的企業が新宮町で情報交換イベント開催

　フィットネス機器メーカー・テクノジムジャパン（株）（東京都品川区）は、3月29日（土）、メディカルフィットネスに関する情報交換イベントを糟屋郡新宮町で開催する。

　医療的要素を取り入れたメディカルフィットネス分野は、健康寿命延伸などの社会的要請が高まるなか需要が急増しており、医療・介護施設などへの導入が加速している。今回のイベントでは、メディカルフィットネス手法の導入を検討する個人や企業などを対象に、業界の現状や導入事例報告などが行われる。

　主催するテクノジムはイタリアに本社を構え世界100カ国以上で展開、約5,000万人の利用者を有する。2000年のシドニー大会から2026年のミラノ・コルティナ冬季大会まで10回のオリンピックで公式フィットネスマシンに採用されており、アスリートの意見や学術的研究を商品開発に反映させているのが特徴だ。

　運動だけでなく食事やメンタルケアも健康的な暮らしに必要であることを提唱しており、デジタルを活用し、利用者ごとの体力や目標に応じた運動プログラムを提供し利用者を増やしている。

　今回のイベントでは実際にメディカルフィットネスに取り組む医療機関などによるセミナーも開催される。循環器疾患患者への運動療法や心臓リハビリテーション推進事業の取り組み、過疎地域での高齢者の健康増進、地域での各機関との連携、メディカルフィットネスと医療費控除の仕組みなど実体験に基づく講演となっている。

　また、テクノジムの最新測定評価機器「Technogym Checkup（チェックアップ）」の体験コーナーも設置される。「Technogym Checkup」は身体の可動域や体組成などに加えて「認知機能」を測定する機能を有する画期的なもので、発売とともに業界関係者から大きな反響を呼んでいる。

【鹿島譲二】