フードウェイグループ 24年度売上高は420億円 35年度1,000億円を目標に

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 食品スーパー「フードウェイ」や精肉、鮮魚小売「ミートイン・ハイマート」などを展開するフードウェイグループ(福岡市早良区)の2025年2月期決算は売上高が14.2%増の420億円、営業利益が8.5%増10億2,000万円となった。3月27日に開催した方針発表会で後藤圭介社長が明らかにした。

後藤圭介社長
後藤圭介社長

    「フードウェイ」は野間大池店(福岡市南区)、上大岡店mioka(神奈川県横浜市)、長崎スタジアムシティ店(長崎市)を新設したほか関東地区既存店1店舗をリニューアル。長崎スタジアムシティ店は計画を50%上回る実績を上げた。ミート事業は「ミートイン・ハイマート」町田店(東京都町田市)ほか1店を出店した。他のグループ事業も鮮魚小売の「魚蔵」が好調に推移し、23年5月に買収した回転寿司「すし大臣」の売上が通年で寄与した。

 事業別売上高はフードウェイが13.9%増の262億円。精肉小売エムツーを含むミート事業が123億円、他グループ会社が合計で34億円だった。

 今期は、既存店強化をテーマに掲げ、大型店の改装を順次進めるほか4月に「すし大臣」野間大池店を10月に「フードウェイ」埼玉西武飯能ペペ店(埼玉県飯能市)を出店する。また、26年2月に福岡市内で大型店の出店を計画している。売上高目標は445億2,000万円(5.9%増)、営業利益目標は13億3,000万円(30.4%)。従来から目指していた売上高500億円が目前に迫ったことで、売上目標を1,000億円に設定し、36年2月期までの達成を目指すことも示した。

 今期の重点方針には店舗責任者の若返りを掲げており、随時20代の抜擢(ばってき)も行っていく。発表会には4月から入社する社員も参加、「決意表明」を行い、約350名の参加者から期待を込めた拍手が送られていた。

決意表明をする4月入社予定者
決意表明をする4月入社予定者

【鹿島譲二】

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