ゼンリン、25年3月期決算 増収増益

 25日、(株)ゼンリン(本社:北九州市、竹川道郎代表)は2025年3月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は643億6,300万円(前期比4.9%増)、営業利益は39億2,300万円(同98.0%増)、経常利益は39億3,600万円(同91.0%増)、当期純利益は26億600万円(同25.4%増)で、増収増益となった。

 決算要因としては、カーナビゲーション用データの増収や、IoT関連のAPIサービスおよび企業向けソリューションサービスの堅調な推移が挙げられる。また、一部には過年度の数量報告過少分に基づく一過性の売上も含まれていた。人件費はベースアップなどの影響で増加したが、売上構成の変化や価格改定による効果で利益面では改善した。

 来期(26年3月期)の業績予想については、売上高は655億円(前期比1.8%増)、営業利益は43億円(同9.6%増)、経常利益は44億円(同11.8%増)、当期純利益は30億円(同15.1%増)で、引き続き増収増益を予想している。

【寺村朋輝】

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