力の源HD、インドネシアにハラル飲食事業を展開へ

　（株）力の源ホールディングス（東証プライム、山根智之代表取締役社長兼CEO）は6月11日、子会社のCHIKARANOMOTO GLOBAL HOLDINGS（CGHD、シンガポール）と孫会社のPT. IPPUDO CATERING INDONESIA（ICI、インドネシア）が共同で、新たにインドネシア共和国に現地法人を設立することを決議した。

　新法人の名称は「Noodle Mania Indonesia（仮称）」で、資本金は約8,900万円（100億インドネシアルピア）。ICIが99％、CGHDが1％を出資するかたちで設立される予定。代表にはICIのPresident Directorである椎葉洋太氏が就任する。

　力の源グループは現在、世界15の国・地域で296店舗を展開し、日本の食文化を広める取り組みを推進している。今回の新法人設立は、グループが掲げる2028年3月期の経営目標「売上高500億円、営業利益50億円以上」の達成を目指し、新たにハラル業態の飲食事業をインドネシア市場で展開する狙い。

　CGHDは海外店舗運営や海外事業戦略の策定などを担当しており、ICIはインドネシアでの飲食店運営を担っている。新法人は、同地域で成長するハラル市場を対象に、力の源HDの高いブランド力と運営ノウハウを活用し、市場シェアの拡大を図る方針だ。

　設立日や事業開始日は現時点では未定となっている。

【寺村朋輝】