グリーン物流優良事業者表彰、物流審議官表彰に久留米運送他

経済産業省が主体となり、国土交通省や産業界と協力しておこなわれる「グリーン物流優良事業者表彰」。同表彰は、持続可能な物流体系の構築に顕著な功績を残した荷主・物流事業者などに対しておこなわれるもの。そして今回、福岡に拠点を置く久留米運送（株）を含む、トナミ運輸（株）・第一貨物（株）の３社の取り組みが物流審議官表彰を受賞した。取り組み内容は以下の通り。

【運営・システム等の共通プラットホーム化】
実施企業：トナミ運輸・第一貨物・久留米運送
概要：３社により合弁企業を立ち上げ、特積み貨物の幹線輸送を集約化。また、一部区間で鉄道へのモーダルシフトを実施。CO2の排出量を削減・生産性の向上を実現。

　また、同じく物流審議官表彰を受賞した取り組みには、九州・福岡を舞台としたものが選ばれた。概要は以下のとおり。

【拠点新設による複数社貨物の集約化】
実施企業：やまや商流（株）・センコー（株）・日本貨物鉄道（株）・小倉運送（株）（本社：福岡県北九州市）・仙台運送（株）・SBSロジコム（株）（本社：福岡県糟屋郡）・日本石油輸送（株）
概要：福岡に貨物の集約拠点を新設。同拠点から東北・関東の配送センターに貨物を鉄道輸送。CO2の削減・業務の効率化を実現。

　物流は経済の要。その分野で九州・福岡の企業が関わった取り組みが評価を受けたことは大変喜ばしい。同分野以外でも、九州・福岡発のさまざまな取り組み・イノベーションが生まれることが期待される。