Fusic、25年6月期決算 増収増益

 12日、(株)Fusic(本社:福岡市中央区、納富貞嘉代表)は2025年6月期の決算(非連結)を発表した。それによると、売上高は19億5,213万円(前期比8.5%増)、営業利益は2億7,076万円(同30.7%増)、経常利益は2億7,290万円(同29.0%増)、当期純利益は1億9,394万円(同25.1%増)で、増収増益となった。

 決算要因としては、クラウドインフラを活用したシステム開発やAI・IoTを駆使したデータ収集・分析サービスの提供が順調に推移し、クロステクノロジーサービスの売上が通期を通じて大幅に伸びたことや、自社プロダクトである360度評価ツール「360」や学校向け連絡サービス「sigfy」も、導入企業・自治体の増加や大型案件受注により売上が前期を大きく上回った。

 来期(26年6月期)の業績予想については、売上高は23億2,733万円(前期比19.2%増)、営業利益は91万円(同99.7%減)、経常利益は91万円(同99.7%減)、当期純利益は63万円(同99.7%減)で、増収減益を予想している。このような予想を立てる理由について同社は、26年6月期を「投資フェーズ」と位置付け、短期的な利益の最大化ではなく、中長期的な視点で高い成長を成し遂げる基盤づくりとして先行投資を積極的に実行するためとしている。

【寺村朋輝】

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