2024年12月22日( 日 )

(株)ジャパンエネルギーグループ破産手続申請準備中

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破産手続申請準備中 負債総額 約28億4,000万円

 同社は、12月15日、従業員を解雇し事業を停止。事後処理を宮﨑隆博弁護士(弁護士法人後楽総合法律事務所、岡山市北区南方1-4-14、電話:086-226-1919)に一任、破産手続申請の準備に入った。負債総額は約28億4,000万円。

 同社は、2013年5月設立の太陽光発電システムの販売・施工業者。3.11以降の再生エネルギー需要の高まりから、将来性を見込み事業をスタートさせた。カーポートの上に太陽光パネルを設置する「ZEROPORT(ゼロポート)」などの自社製品が人気を博し、初年度となる14年5月期には売上高約11億1,500万円を計上していた。その後も、営業拠点を東京・大阪・福岡などの大都市圏に集中させ活動範囲を拡大。15年5月期は、メガソーラー設置用の土地情報提供サービスを通じ大型受注を得るなどし、売上高約52億800万円を計上した。
 しかし、順調に思えた業容拡大の一方で、売上代金回収の長期化等から資金繰りは逼迫していた。支払遅延も表面化し、その動向に注目が集まっていたなか、今回の措置となった。

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