フィリピン共和国の住宅市場の先駆者 日比の事業者マッチングに尽力|Ambitious Asia
<COMPANY INFORMATION>
Ambitious Asia(株)
代 表:中島久雄
所在地:福岡市城南区飯倉1-6-27
設 立:2024年10月
資本金:980万円
TEL:070-1368-6870
【目次】
- 現地で築いた信頼の基盤
フィリピンで住宅事業を拡大し社会貢献を伴う活動で現地に強固な信頼基盤を築いた。 - 双方のニーズに応える
日比事業者をつなぐ役割を担い、アフォーダブル住宅開発で高い契約率を実現した。
現地で築いた信頼の基盤
少子高齢化の進む日本。一方で世界には低廉で良質な住宅を求める中間層が急増している新興国がある。そのうちの1国、フィリピン共和国の住宅市場の将来性に早くから注目し、事業に取り組んできたのがAmbitious Asia(株)代表取締役・中島久雄氏である。
人口の増加と経済成長が続く同国では住宅需要の長期的な拡大が見込まれており、2022年以降、日本の大手デベロッパーも本格的に参入している。中島氏は上場企業のグループ会社に在籍していた10年代半ばから同国での住宅事業を本格化するために現地法人設立を訴えて実現させた。戸建やタウンハウスの開発を進め、23年3月期には海外住宅事業を10億円規模に育て上げるなど事業基盤を築いた実績をもつ。現地小学校への校舎棟の寄贈や通学路整備など社会貢献にも力を注ぎ、現地での信頼を得た。
双方のニーズに応える
24年の独立以降、現地との強固なパートナーシップを背景に事業を展開し、日比の事業者間の懸け橋として活躍している。外資出資規制の下、日本側は資金調達面で適切に関与し、現地側との協調体制を保つ必要があるなど海外ならではの課題もあるが、中島氏は日比双方の強みを融合させつつ、現地ニーズに沿った対応を行っている。
独立後初のプロジェクトは、マニラ首都圏近郊のリパ市で戸建、タウンハウス、デュプレックスなど、総戸数347戸を手がけている。価格帯は約700~1,000万円と現地の一次取得者層をターゲットにSDGsゴール11「住み続けられるまちづくり」の達成のため、アフォーダブルハウジングの提供を行っている。販売開始から約9カ月で契約率は75%に達した。建設は日本のRC住宅を工夫し採用、1戸60日のスピードで、引き渡しは月15戸と着実に進めている。
中島氏はフィリピン住宅市場の先駆者として、今後も「安全で良質な日本住宅を広めたい事業者」と「低廉で良質な住宅を求める現地一次取得者層」をつなぐ存在として挑戦を続けるつもりだ。








