エストラスト、27年2月期中間は大幅減収、最終赤字 マンション引き渡し減、通期予想は据え置き

 14日、(株)エストラスト(山口県下関市、藤田尚久代表)は2027年2月期中間連結決算を発表した。それによると、売上高は61億3,300万円(前年同期比58.3%減)、営業利益は9,300万円(同93.9%減)、経常利益は2,500万円の赤字(前年同期は15億1,100万円の黒字)、中間純利益は1,900万円の赤字(同10億4,600万円の黒字)で、大幅な減収となり、経常利益と純利益は赤字に転落した。

 大幅減収の主因は、主力の分譲マンションの引き渡し時期によるもの。不動産分譲事業では、分譲マンションの引き渡しが前年同期の265戸から47戸へ218戸減少した。分譲戸建は22戸で前年同期から1戸減。この結果、同事業の売上高は28億2,900万円(同76.0%減)、営業利益は1億900万円の赤字(前年同期は13億9,400万円の黒字)となった。

 一方、今後の引き渡しにつながる契約は積み上がっている。分譲マンションは通期引き渡し予定366戸に対し、すでに295戸を契約し、契約進捗率は80.6%となった。中間期末の不動産分譲事業の契約残高は369戸、157億4,600万円で、前年同期比53.5%増。うち分譲マンションは341戸、147億4,900万円と同57.8%増となっている。

 不動産管理事業は、マンション管理戸数が前年同期比125戸増の6,797戸となったものの、インテリア販売などが減少し、売上高3億7,300万円(同10.6%減)、営業利益1,100万円(同81.3%減)となった。

 不動産賃貸事業は、保有する賃貸用不動産から安定的に収益を確保し、売上高2億8,400万円(同16.7%増)、営業利益1億4,800万円(同23.0%増)となった。その他事業も不動産売却などにより、売上高26億4,500万円(同18.5%増)、営業利益4億7,600万円(同21.8%増)と増収増益となった。

 27年2月期の通期業績予想は据え置き、売上高210億円(前期比5.9%減)、営業利益16億円(同23.6%減)、経常利益14億円(同28.6%減)、当期純利益10億円(同29.6%減)を見込む。

 また同社は14日、自己株式を最大10万株、取得総額1億3,000万円を上限として取得することを決めた。発行済み株式総数から自己株式を除いた株式数の1.64%に相当し、取得期間は10月15日から27年2月28日まで。

【寺村朋輝】

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