昴、27年2月期中間は増収、赤字幅縮小 個別・高等部が伸長、営業赤字は1,400万円に
15日、(株)昴(鹿児島市、西村秋代表)は2027年2月期中間決算を発表した。それによると、売上高は16億800万円(前年同期比1.5%増)、営業利益は1,400万円の赤字(前年同期は6,000万円の赤字)、経常利益は700万円の赤字(同5,400万円の赤字)、中間純利益は2,600万円の赤字(同3,600万円の赤字)で、増収となったほか、各利益段階で赤字幅が縮小した。
同社は決算発表において学習塾業界の現状について、高校授業料無償化の影響などで私立高校への進学の選択肢が広がる一方、公立高校では定員割れとなる高校・学科が増加。同社は、高校受験に向けて塾に通う必要性が低下していることに加え、物価高も通塾生の伸び悩みにつながっているとしている。
こうしたなか、同社は学習面で、AIを活用した自立学習支援システムと模試データを連携し、個別最適化した学習支援を実施。今年度から模試後の学習を効率化する独自サービスを導入したほか、相互配信が可能なライブ授業も一部地域で開始するなどした。
教室展開では、26年3月に熊本県の菊陽校とけやき通り教室を近隣教室と統廃合する一方、熊本市に個別健軍教室、沖縄県那覇市に即解ゼミ中学受験部を開校した。また、場所を問わず個別指導を受けられるオンラインサービスも同月から本格始動した。
生徒構成では、個別指導部門、高等部東進部門、沖縄部門の入塾生が前年を上回った一方、小中学部は前年を下回った。全体の入塾生は前年並みだったものの、年度当初にあった前年との生徒数の差を埋めるには至らず、中間期を通じた在籍生徒数は前年を下回った。
部門別売上高では、幼児・小学部が4億6,900万円(同7.8%増)、中学部が7億5,100万円(同2.6%減)、高等部が2億2,300万円(同6.7%増)、個別指導が9,100万円(同9.2%増)、合宿収入などのその他が7,200万円(同13.8%減)となった。
27年2月期の通期業績予想は据え置き、売上高34億5,900万円(前期比2.4%増)、営業利益1億9,500万円(同74.1%増)、経常利益2億400万円(同67.5%増)、当期純利益1億3,300万円(同232.5%増)を見込む。中間期は赤字となったものの、前年同期に比べ利益水準は改善しており、会社側は4月に公表した通期予想を変更していない。
【寺村朋輝】









