釜山市の再訪によって女性支援の新たな価値観を創出

輝けるライオンズパーソン

2016年2月4日 13:07

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エントリーサービスプロモーション（株）　代表取締役社長　新井　洋子　氏

2016年の助走は15年後半から始まった

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エントリーサービスプロモーション（株）
新井洋子代表取締役社長

　福岡第一ライオンズクラブに所属する新井洋子氏（エントリーサービスプロモーション（株）代表取締役社長）にとって、2015年は会社設立40周年という記念の年だった。同年前半、「Asia Dance Works Competition南日本連携大会」開催という、これまで体験したことがない事業に取り組んだ。その成果を評され、南日本連携大会の開催委託を５年契約で結び、今年も準備も進めている。

　16年は次なる50周年に向けて第一歩を踏み出す年になる。15年後半に集中した韓国・釜山市との関わりはまさしくその助走とも言える。
　まず10月に行われた釜山国際映画祭に来賓として招かれた。海雲台メイン会場、ヨット競技場に押し寄せた5,000人を越える観客が拍手を送るなか、ドレスアップしてレッドカーペットを歩いたのだ。

　「この機会を与えてもらえたのは、12年に福岡商工会議所で集客・交流委員長を拝命し、釜山と福岡市の間でイベントを共同開催する橋渡しを行った結果だと思います。釜山市は11年に3,710件のMICEを開催し韓国1位のMICE誘致都市となりました。今も世界的に見てトップクラスの誘致数を誇る都市。そして釜山は映像都市構築に取り組む国際的な映画都市。その活気を全身で受けてきました」（新井氏）。同時期開催された食の国際イベント「釜山国際フードエキスポ」にもコーディネート・運営で参加した。

世界で活躍する女性たちの熱気に感動

　そして季節変わって12月、「Global Woman Leaders Forum in Busan 2015」で再び釜山へ。そこで世界の女性リーダーたちの力強いエネルギーに触れた。とくに韓国の女性たちのエネルギッシュさには心動かされた。「韓国の女性たちは国内での就職に期待できないので、積極的に海外に活動の場を求めています。ビジネスの最先端を行く大都市だけでなく、発展途上国、新興国を問わず、仕事の機会があればためらうことなく飛び込みます。この彼女たちの姿を、ぜひとも日本の多くの女性たちにも見て欲しいですね」（新井氏）。その熱意を吸収して帰国したのだろう、新井社長は今年の事業計画の新しいアイディアを生き生きと語る。そして、できることなら16年の同フォーラムには、福岡市のビジネスウーマンを多数率いて参加したいと意欲を見せる。その際は、今、懐で温めている新しい事業で出会った女性たちに新しいビジネスの価値観を伝える役目を担うことにもなるだろう。

　40周年を迎え、企業として社会貢献できる事業をADWC南日本連携大会というかたちで芽吹かせた新井社長。今年は世界を舞台に輝く女性たちを育成・支援するために、視野を広げていくことになりそうだ。