旧ロハス電力元代表へ相次ぐ巨額の賠償命令
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2月19日、旧ロハス電力(Global Energy Japan、登記上本社:東京都港区、実質本社福岡市博多区 2014年5月に破産手続開始決定)に太陽光発電システムを発注していた債権者が3億1,500万円の支払いを求めた損害賠償請求訴訟で、元代表内田俊一郎氏と前代表山ノ内博氏に対して全額支払いを命じる判決が下った。
原告は13年11月に旧ロハス電力と鞍手郡小竹町にメガソーラーを建築する契約を結び3億1,500万円を前払いした企業。工事はなされず14年1月に契約解除したものの返金がなく同年5月に破産開始決定を受けた。債権者は同年4月「悪意や重過失により損害を与えた」として、両氏を含む役員5名を提訴。他の3名とは和解に達していたが、内田氏と山ノ内氏は判決まで争った。
旧ロハス電力を巡っては15年2月に元社員が代表を務める飲食店運営会社に対し14年8月に引き渡した内装工事代金の賠償命令を下されている。飲食店の登記上の代表は内田氏ではないものの、原告の内装業者は訴状で「設計、施工、支払いに関する打合せは全て内田氏」で「実質経営者は内田氏」と糾弾している。
更に内田氏が代表を務める別企業が14年3月に購入した高級車・フェラーリ代金も支払いが停滞。昨年12月に残金の全額賠償を命じる判決が同社(保証人は内田氏)に下された。回収問題に関する民事訴訟が決着していくなか、債権者の動向が注目される。
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