2024年11月22日( 金 )

成功に導くWEBコンサルティング会社

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(株)ペンシル 代表取締役社長 覚田 義明

全国主要都市にオフィスを開設

pn (株)ペンシルは1995年2月に設立された研究開発型WEBコンサルティング会社。この95年において、インターネット市場は革新的な商品やサービスが出てきた。Windows95やスタンフォード大学院生が、自分用の検索ソフトとして開発したYahoo!だ。そのようななか、今後の市場の拡大と期待を予想して、95年に業界へ本格進出。「何もなく、6畳一間からのスタートでした」と覚田代表。一方でまた、国内初となるブラウザーを開発し、米国のソフト開発会社であるオラクル社に提供するなど、高い技術開発力を発揮した。日本初となるジャンル別掲示板などの複数のポータルサイトを開設するなど、設立当初は日本初の事例が多く見られ、研究開発と先進性が当初から高かったとも言えよう。
 その後コンサルティングを推し進めていくが、福岡での事例を挙げれば明太子の製造販売を手掛けることで有名な「ふくや」において当初、ネット通信販売での商品は、半年で3個しか売れていなかったそうだ。しかし、同社のWEBマーケティングを行い、戦略的サイト構築した結果、単月で1万個を売上げ、売上1億円となったという。

多岐にわたる業種へのコンサル

 設立当初は、コンサルティングが主体だったが現在では、システム開発なども手がけている。コンセプトからサイト戦略、システム戦略、プロモーション戦略、リピート戦略、運用戦略、分析戦略までWEB戦略を総合的にサポートしており、現在では日本を代表する大手企業からの受注も多い。そして、同社と二人三脚でWEBコンサルティングを行い、業績が急速に上伸した企業も多い。
 たとえば、ライオン(株)はネット通販が1年目で売上10倍、6年間で1,500倍の売上高となった。(株)アスクルは、コンサル後半年でネット関連での売上2倍に、リンナイ(株)は2年後には売上が3、4倍となったそうだ。大手企業が集中する関東圏からのオファーが多く、同社の売上高の約95%が関東圏の顧客で占められている。

「グローバル展開」

 同社は、サンフランシスコ支店を14年2月、台湾支店を15年8月に開設。現在では国内4拠点、海外2拠点の合計6カ所の営業拠点を持つ。国内では、世界ブランドを目指すため、14年9月に東京オフィスを移転。「六本木ヒルズ森タワー」は、国内外問わず非常に知名度の高い施設で、世界のITビジネスを牽引するApple Japan本社、Google Japan本社が入居しており、いわば「日本のITの中心・ITの聖地」といえる場所にいる。ここに東京オフィスを置くことで、日本国内はもちろん、世界的な企業ブランド価値の向上を図れ、これからの同社の飛躍に繋がると考えている。また、覚田代表は、チャンスと環境をいただいた業界と福岡への「恩送り」のために、また、業界を、福岡を、地方を、日本を豊かにするためには、何が必要であるかを考えたそうだ。そして、「未来を創れる、グローバルでも通用する経営者を育てる」ためにペンシルアカデミーを15年2月に設立。これから経営を目指す人々に技術とノウハウを与え、さらなる活性化を図っていくのではないだろうか。

※記事内容は2015年8月31日時点のもの

<COMPANY INFORMATION>
(株)ペンシル
代 表:覚田 義明
所在地:福岡市中央区天神1-3-38-5F
設 立:1995年2月
資本金:5,200万円
TEL:092-515-1000

<プロフィール>
kakuda覚田 義明(かくだ よしあき)
1964年4月9日生まれ。コンピュータ関連企業に入社後、93年2月エクスツール(株)に入社、社長秘書。95年2月同社代表に就任。

 

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