会社は社会的存在、地域発展に貢献
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大石建設(株) 代表取締役社長 宅島 壽雄
商工会活動で旭日小綬章を綬章
2015年6月29日、長崎県佐世保市で、長崎県商工会連合会会長を務める大石建設(株)宅島壽雄代表取締役社長の旭日小綬章受章を祝う祝賀会が開催された。発起人代表の(株)エコ研究所・神近義邦代表取締役会長によると、受賞を祝う人々の数は多く、祝賀会は長崎市、島原市、雲仙市小浜町、佐世保市の4会場に分けて実施。延べ850名が祝いに駆けつけたという。
旭日小綬章受賞は、1987年に故郷・小浜町の商工会会長に就任して以来、30年近くにおよぶ商工会活動が関係各方面から高く評価されたことによるもの。受賞後、皇居において天皇陛下より拝謁を賜った宅島社長は、「陛下より、『これからも健康第一で、国のため、社会のため、皆さんのために、ご精進ください』というお言葉をいただき、夫婦ともども感激して参りました」と謝意を込めて報告した。
「会社を強く大きく育てて、地域の皆さんのお役に立つことが私の人生の夢でもありました」という宅島社長は、65年に大学を卒業後、当時、父が経営していた宅島建設興業(有)に入社。日々、工事現場で社員とともに汗を流した。社名を宅島建設(株)に改め、79年、社長に就任。「当時、売上高は10億円でした。父の強烈な指導と、弟・専務や幹部社員の一致協力体制、そして周囲の皆さんのご協力も得られまして作業は順調に伸びて参りました」(宅島社長)。そして、企業経営者として、長崎オランダ村、ハウステンボス、小浜マリン、島原鉄道、みずなし本陣、トリアスなどの経営に積極的に関わり、地域経済全体の活性化に一生懸命取り組んだ。
企業経営と社会活動に全力で取り組む
2011年8月、80年の歴史ある大石建設(株)の代表取締役社長に就任し、経営手腕を存分に発揮する一方で、「会社は社会的存在でもありますから、地域で暮らす住民の皆さんが安心して暮らすことのできる住み良い世の中にしていかねばなりません」と、ボランティア精神で各種民間団体に参画してきた。現在も、長崎県商工会連合会会長、雲仙市商工会会長、島原法人会会長、雲仙市都市計画審議会会長、長崎県神社庁総代会副会長、長崎県法人会連合会副会長など、肩書きは多数。本業の分野では長崎県建設工業㈿の理事を務め、「業界の健全な発展のため、長年の経験を後進の皆さんに正しく伝えていきます」と語る。
社会における企業経営者の在り方について、まさに背中で語る宅島社長。長崎県の経済振興について次のように語っている。「私どもの長崎県は、日本の西の果てという地理的ハンデを抱えておりますが、視点を変えれば、これから大きな発展が望める中国をはじめ、アジア各国に最も近いという地の利に恵まれております。また、温暖な気候がもたらす、味わい豊かな農産物や、その加工食品、近海でとれる新鮮かつ豊富な魚介類や海産物は、近隣各国から熱い注目を集めており、農商工連携でこれから国境を越えたビッグビジネスにつながっていくものと信じています」。
※記事内容は2015年8月31日時点のもの
<COMPANY INFORMATION>
大石建設(株)
代 表:宅島 壽雄
所在地:長崎県佐世保市ハウステンボス町4-52
設 立:1933年7月
資本金:4,850万円
TEL:0956-58-7733
URL:http://www.ohishi-net.co.jp/<プロフィール>
宅島 壽雄(たくしま としお)
1944年生まれ。79年、宅島建設(株)の代表取締役に就任。2011年に代表退任後、同年8月、グループ企業の大石建設(株)の代表取締役社長に就任。長崎県商工会連合会会長をはじめ、各種団体の要職を務めている。法人名
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