主権者の連帯でTPP批准強行断念を勝ち取る
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NetIB-Newsでは、政治経済学者の植草一秀氏のブログ記事から一部を抜粋して紹介する。今回は、安倍政権が強行しようとしているTPP批准の阻止、「安倍政治を許さない!」主催者連合の成立を呼びかけた4月13日付の記事を紹介する。
4月24日の衆院補選。
そして7月の参院選。
日本政治の潮流を変える転換点になる。
「安倍政治を許さない!」主権者連合が成立すれば、政治潮流を変えることができる。安倍政権は「安倍政治を許さない!」主権者連合成立阻止に向けて、あらゆる手を講じてくるだろう。しかし、主権者が連帯し、大同団結すれば潮流を転換させることは必ずできる。流れを変えるまで、決して手を緩めてはならない。
憲法を改竄して米国が創作する戦争に積極加担する国に日本を改変する安倍政権。
安全性を確保しないまま、全国の原発再稼働に突き進む安倍政権。
国民に不幸しかもたらさないTPPへの参加に突き進む安倍政権。
必要もない米軍基地を辺野古の美しい海を破壊して建設する安倍政権。
格差を限りなく拡大し、日本を世界最悪の貧困大国に転落させつつある安倍政権。
この「安倍政治を許さない!」と考える主権者は多い。この主権者が連帯して行動することによって日本政治の潮流を変えられる。「安倍政治を許さない!」連合で4.24衆院補選、7月参院選を必ず勝ち抜かなければならない。安倍政権は「安倍政治を許さない!」連合が構築されないように、あらゆる手を繰り広げてくるだろう。予想される対応は、
株価の吊り上げ
TPP批准強行の見送り
北朝鮮によるミサイル発射
辺野古工事の一時中断
原発再稼働の一時停止
高齢者への1人3万円バラマキ
などである。4月上旬にかけて、日経平均株価が1万5,000円台半ばまで下落した。その最大の理由は、選挙に向けての株価吊り上げの準備だったと考えられる。株価を吊り上げておけば下がりやすくなる。株価を叩いておけば上昇しやすくなる。選挙直前に株価を吊り上げるには、その直前に株価を押し下げておくことが有用だ。このために、株価は押し下げられていたと考えられる。そして、選挙直前に向けて吊り上げる。今回もまた、同じ戦術が採用されていると考えられるのだ。
TPPは日本の農家を潰す原動力になる。
TPPで食の安全は破壊される。
TPPで日本の公的保険医療は崩壊する。
TPPで日本の主権は失われる。
こうしたTPPの真実が人々に知らされると、TPP批准強行は安倍政権与党にとってアゲインストの風を引き起こすきっかけになる。当然、TPP批准を強行すれば北海道5区で選挙に負ける可能性が格段に高まる。このために、安倍政権は今通常国会でのTPP批准強行を見送る判断を固めた模様である。しかし、油断はできない。安倍政権は秋の臨時国会でのTPP批准をあきらめていない。4.24衆院補選、7月参院選で「安倍政治を許さない!」勢力がしっかり勝利しないと、参院選後に安倍政権はTPP批准を強行するだろう。したがって、主権者は、TPPを完全に葬り去るまで力を抜いてはならない。
北朝鮮は日本の重要選挙の前に必ず動く。まるで、日本政府が裏から手を回して、北朝鮮の脅威を操っているかのように見える。とにかく、安倍政権は「安倍政治を許さない!」主権者連合が、共産党を含む形で樹立されることを恐れている。そのために、共産党攻撃を激化させている。しかし、正義は「安倍政治を許さない!」主権者連合の側にある。これを打破することはできない。
「安倍政治を許さない!」主権者連合は、日本政治潮流転換を実現するまで絶対に手を緩めてはならない。
※続きは4月13日のメルマガ版「植草一秀の『知られざる真実』」第1409号「株価吊り上げにも「安倍政治を許さない!」連帯で対抗」で。
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