登録基幹技能者、資格取得後も処遇に変化なし
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登録基幹技能者とは、豊富な現場経験からくる作業処理能力・専門知識を持ち、現場をまとめあげる、マネジメント能力に優れた技能者を指す。無論、誰でもなれるわけではなく、(一社)建設産業専門団体連合会から資格認定を受ける必要がある。資格認定を受けた後は、現場における、元請の計画・管理業務に参画する、いわゆる上級職長や、その補佐としての活躍が期待されている。
しかし、同連合会が2月~3月にかけて実施した登録基幹技能者の処遇に関するアンケートによると、資格取得後の給与に関する特別な処遇については「特に支給していない」と答えた会員団体が55.8%(注)と半数を超えていることが明らかなとなった。この結果を受け、同連合会の担当者は「こうした状況では、若い人が目標を持ちづらくなってしまいます。ただでさえ、業界では若手不足が深刻化しておりますので、関係各所と連携を取りながら、状況の改善に努めてまいりたいと考えております」と答えた。
磨き上げた技術・技能が、適正な評価を受ける仕組みづくりは、建設業界全体で取り組むべき課題と言える。
※アンケートは会員28団体からの有効回答1035件の集計結果による(詳細はコチラ)
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