2024年12月23日( 月 )

再建指導から積極融資先へ、出向を継続する銀行の思惑

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 福岡市内に本拠を置く不動産会社は、リーマン・ショックの煽りを受け、2009年、10年には大幅赤字を計上するなど不安視された時期もあった。
 しかし、11年以降はメインバンクである福岡銀行の指導の甲斐もあり、在庫物件の一掃に努め、業績は徐々に持ち直していった。15年の売上高はリーマン・ショック前の水準にまで回復したほか、過去最高益を計上するなど採算性は大幅に向上。節税策を講じるなど一時期からは遠く及ばない収益力を身につけた。
 「毎年4月には福岡銀行から財務責任者が出向してきます」――こう話すのは同社の経理担当者。すでに「再建指導」から「両社の関係強化」の場になりつつあるようだ。

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