ソシエ・ワールドの確約計画を消費者庁が認定 エステクーポン表示で景表法違反の疑い

クーポン表示で「有利誤認」の疑い

 3日、消費者庁はエステティックサロンを運営する(株)ソシエ・ワールド(東京都新宿区、長南進亮代表)が提出した確約計画を認定したと発表した。同社が予約サイト「HOT PEPPER Beauty」に掲載していたクーポン表示について、景品表示法違反(有利誤認表示)の疑いがあったとして、同庁が確約手続を適用したもの。

 発表によると、同社は自社が運営する「エステティックサロン ソシエ」で提供する施術サービスについて、2021年9月23日~25年5月28日までの間、同サイトの店舗ページに掲載された「クーポンメニュー」において、たとえば「ボディ人気No.1!!【身体スッキリ】むくみ改善全身オールハンド55分¥31,185→¥4,400」「有効期限:2025年05月末日まで」などと表示していた。

 これにより、あたかもクーポンに記載された期限内に申し込んだ場合に限り、割引価格で施術を受けられるかのように表示していたが、実際には期限後に申し込んだ場合でも、同額またはそれ以上の割引が適用された価格でサービスが提供されることがあったという。消費者庁は、この表示が取引条件を実際よりも有利であると誤認させる恐れがあるとして、景品表示法で規定される有利誤認表示に違反する疑いがあると判断した。

確約制度を適用

 同庁は2026年2月20日、景品表示法に基づき同社に対して確約手続に関する通知を行った。これを受けて同社は是正措置などを盛り込んだ確約計画を提出。消費者庁は、当該計画が違反の疑いのある行為による影響を是正するために十分であり、実施の確実性も認められるとして認定した。

 今回の事案は、期間限定の割引表示をめぐる表示の適正性が問われた事例といえる。

【寺村朋輝】

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