被災建築物応急危険度判定
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熊本市内を歩いていると、散見されるのが緑・黄・赤といった色とりどりの貼り紙だ。建築物に貼り付けられたこれらの紙は、「被災建築物応急危険度判定」用紙。建築物の危険度を知らせる重要な情報提供ツールだ。緑は「使用可能」、黄は「十分注意」、赤は「立ち入り禁止」を意味する。
赤紙判定を受け引っ越しの準備をする人もいるが、そのまま住み続ける人もいる。「被災建築物応急危険度判定」は、建築物および付属設備の危険性を判定・可視化することで、人命にかかわる二次的災害を防止するのが目的であり、厳密には住める・住めないの判断ではない。しかし、地震による住宅倒壊への恐怖、近隣住民への配慮から、住み慣れた我が家を離れる人も少なくないのが現状である。
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