モンゴル革命の志士・ソソルバラム氏、「第21回日経アジア賞」受賞
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5月29日、(株)日本経済新聞社により東京都千代田区の帝国ホテルで「第21回日経アジア賞」の表彰式が開催された。
同賞は、アジアの地域づくりや継続的な発展に貢献した人や団体に光をあてることを目的にしたもの。21回目となる今年は、「経済部門」にアクシャヤ・パトラ財団(インド)、「科学技術部門」に中国科学院理化技術研究所教授の江雷氏(中国)、「文化・社会部門」に俳優・歌手・舞台演出家のドグミド・ソソルバラム氏(モンゴル)の2氏1団体が選ばれ、それぞれ受賞となった。今回、ソソルバラム氏の受賞理由として、数多くの映画や舞台に出演し、モンゴル初の民間劇場を創設するなど、文化・芸術を通じた民主主義・自由の啓発に長く一貫して取り組み、多くの実績を上げてきたことなどが挙げられている。
同氏はモンゴル民主化革命の志士であり、モンゴル国を代表する国民的な俳優であるとともに、大統領顧問や文化プロデューサーも務める人物。2014年10月には(株)データ・マックスの設立20周年記念イベントの1つとして、自身の楽団を引き連れ、「モンゴル 雲の紋様(ウーレン・ヘー)」ビルグーン・オンダラガ歌舞団の福岡公演を開催。大草原に響きわたるような、魂を揺さぶる大陸の音色で観客を魅了した。同表彰式に出席した世界的に有名な建築家で、ソソルバラム氏とも親交の深い有馬裕之氏は、取材に対し次のようにコメントをくれた。
表彰式で、選考委員長はソソルバラムさんを世界トップのものと絶賛し、モンゴルからの初めての受賞ということでも全会一致だったようです。
私の隣が白鵬さん、八代亜紀さんという招待された方々が共感。列席の良い表彰式でした。日経新聞社長や御手洗経団連名誉会長の挨拶もソソルバラムさんの受賞に最大の賛辞を寄せたもので、彼が表彰式で披露したモンゴルの歌も素晴らしかった。
彼と私は『劇場都市』という劇場プロジェクトの実現に進みます。その動きをさらに進むことになると思います。有馬氏とのモンゴルでの劇場プロジェクトをはじめ、今回受賞したモンゴル革命の志士・ソソルバラム氏の、今後ますますの活躍が期待される。
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