リユースLEDランプで明るい街づくり!(後)
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上内電気(株)
風通しの良い職場づくりと営業最前線で活躍する若い力
同社の街灯照明や信号機による美しい街並みづくりという社会への貢献姿勢は、福岡県や福岡市、国土交通省九州地方整備局などといった官庁発注の照明工事を長年手がけてきたなかで洗練されてきた。ただ、指示通りの実施だけではなく、都市景観や観光インフラ整備などさまざまな企画提案を精力的に行ってきた。それは街路照明だけではない。交通信号設備でも、都市景観に合わせて信号機のデザインを設計することで同社の技術力には定評がある。
15年の国勢調査で、全国自治体のなかで東京都に次いで2番目に人口増加数(3万903人増)が多かった福岡市。同社は、街に人を呼び込むうえで大切な都市景観の魅力アップに貢献していると言える。また、観光による交流人口の増加が都市の成長における重要な要素とされるなか、今ある街路照明のデザインをそのままで、スムーズに入れ替えることができる同社の「REMOKA」が果たす役割は大きいのではないだろうか。
また、特筆すべきは、創業から40年以上の社歴がある同社で、現在、営業を牽引しているのは、決してベテラン社員だけではないということ。女性を中心とした若い力が、次世代の福岡の街づくりを舞台に活躍しているのだ。写真は、福岡市の広報誌「ふくおか市政便り」(16年1月1日号)でも紹介された同社社員で結成された「福岡LED女子マネ部」。同誌の企画「わたしのNEXTチャレンジ〜みんなの力で福岡を次のステージへ」のコーナーで紹介された。
「リーダーの深通さんは『従来の照明器具と比べて電気代が安く寿命が長いLED(発光ダイオード)照明の良さを、明るく説明するPR動画などを作っていきたいです。私たちの活動で、福岡のまちも、皆さんの気持ちも、もっともっと明るくします』と宣言してくれました」(本文引用)。営業職で採用された深通真理子さんは、電気工事業の第一線で働いてきた境社長の薫陶を受け、ただ今、営業最前線で奮闘中。肩を並べる田中幸さんは、同社の広報も受け持ち、ホームページやフェイスブックページで情報発信を行っている。「私たちが携わったLEDで、福岡の街が明るくなることに達成感があります」と笑顔で語る2人。境社長のもと、『社員が意見を言える風通しの良い職場づくり』が、新人がやる気次第で入社後すぐに活躍でき、業績にもつながるという好循環を生んでいる。「弊社は、公共屋外照明および交通信号機計画設置の分野で創業以来順調に業績を伸ばしています。新しい仲間を加えて地元九州および全国展開を目標にさらに成長して行きたいと考えています」と境社長。今後も若い力を積極的に取り入れていく方針だ。次世代の『明るい街づくり』が、同社から始まろうとしている。
(了)
<COMPANY INFORMATION>
代 表:境 泰二郎
所在地:福岡市中央区舞鶴3-6-23
設 立:1976年4月
資本金:2,000万円
TEL:092-731-5581
URL:http://www.kamiuchi.com/<プロフィール>
境 泰二郎
大牟田市出身。県立三池工業高校卒業。1971年8月に個人創業し、76年4月に上内産業(株)として法人化。90年3月に現商号の上内電気(株)に変更した。趣味は水泳。法人名
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