太陽光発電で培った自信を胸に再エネプロジェクトの主役を目指す(前)
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(株)堀内電気
さまざまな問題を克服して事業ノウハウを吸収、蓄積
太陽光発電に参入して、20年目を迎えた(株)堀内電気。事業分野は建設工事から管理、分譲型ソーラーファームの開発、メガソーラーをSPC(特別目的会社)化したプロジェクトまで、年を追うごとに広がりを見せている。
今期の連結決算は工事が18億円(うち太陽光が15億円、一般工事が3億円)、管理が5,000万円(2015年4月から別会社の(株)イーパワーに移管)、売電が6,000万円(今年度1億5,000万円)。来期は20億円の達成もほぼ間違いない。
右肩上がりの増収は紛れもなく太陽光発電によるものだが、事業成長の課程で直面したさまざまな問題を克服し、ノウハウを吸収、蓄積したことも大きな要因と言える。
例えば、ある物件で設置工事のみを受注したところ、大雨で土地が削られてオーナーから「どうなっているのか」というクレームがきた。工事会社として土地造成から請け負ったわけではないが、自社で1,200万円をかけ側溝の追加工事を行った。それがオーナーの信頼を生み、新たに1億円以上もの工事が2件も発注されたという。
また、老人ホームの屋根に取り付けた設備では、工事3日後に雨漏りが発生。元々、太陽光パネルを取り付けることを想定した屋根材ではなかったが、同社が800万円を負担し屋根をすべて張り替え、再度工事を行った。こうした真摯な対応が同社の信頼性を厚くした。
「太陽光発電は自然を相手にするため、予想外のトラブルに見舞われますし、決してメンテナンスフリーではありません。弊社は工事だけでなく、土地や屋根の診断、地質調査から携わっています。何か問題があれば、私が矢面に立ちますし、私にしか判断は下せません。すべてのトラブルにきちんと対応してきたからこそ、大手ゼネコンさんや東証一部の電気工事会社さんに『堀内電気に任せたら安心』と思っていただけているのだと思います」と、堀内重夫社長は力を込める。(つづく)
<COMPANY INFORMATION>
代 表:堀内 重夫
所在地:福岡市南区横手2-16-3
設 立:1997年4月
資本金:4,000万円
TEL:092-588-7030
URL:http://www.horiuchi-e.co.jp<プロフィール>
堀内 重夫
1958年12月、福岡県生まれ。電気工事士である父親を見て電気技術者を決意し、86年に堀内電気工事店を創業。97年に法人化し、(株)堀内電気を設立。並行して太陽光発電事業にも参画し、管理業務では九州をリードする企業に成長。関連キーワード
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