福岡の新鋭画家・吉武弘樹氏の絵画、銀行のカレンダーに採用
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筑邦銀行が毎年年末に配布するカレンダー。その2017年版に久留米市出身の画家・吉武弘樹氏の作品が掲載される。掲載されている作品は「サーカス」(2012年頃作成)。吉武氏は故郷・久留米の心に響いた風景と自分の中にある夢の世界を織り交ぜた「原風景」を一枚の絵にしたためた。吉武氏は今年、日動画廊主催の「第51回昭和会展」の最高賞にあたる「昭和会賞」、久留米市より久留米市芸術奨励賞を受賞。若手の新鋭画家として注目を集めている。
絵画を採用した筑邦銀行によると、行員の投票により選ばれたとのこと。「(カレンダー作成にあたり)毎年、いくつかの印刷業者の方に久留米市にゆかりのある方の作品を提出していただいています。それを行員の投票で選ばせていただきました。素晴らしい作品を取り上げることができて光栄です」とコメントしている。
画家が独り立ちするためには収入面を中心に様々なハードルがあり、周囲のバックアップなくして大成することはありえないとも言われている。地方銀行が地元出身の新鋭画家の絵画をカレンダーに採用したことは、作り手にとってはこの上ない応援と言っても過言ではないだろう。
なお、このカレンダーは同行の各支店で配布されている。
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