日銀のマイナス金利政策により、低金利が続く住宅ローン。だが、2016年12月の主要8行への申込件数が4.3万件と、16年1月に日銀がマイナス金利政策を導入する前の水準まで低下している。
15年1月から16年1月までの1年間の申込件数は、毎月4万件前後で推移していたが、「マイナス金利政策」導入直後の16年3月に、10年固定型最優遇金利が1.0%を割る金利(三菱東京UFJ銀行)となったため8万件を超える申し込みとなった。10年固定金利が1.0%を割り込むことは過去の金利水準からみても住宅ローン利用者にとってインパクトがあったことだろう。しかし、これは一時的な増加であり、4月以降は6万件前後の水準が続いていた。
16年11月にアメリカでトランプ氏が次期大統領に当選した際に、米金利上昇につられるかたちで日本の長期金利も上昇している。これを受け、三菱東京UFJ銀行などの主要行が4カ月ぶりに住宅ローン金利を引き上げたことが、今回の申込件数が減った要因だろう。
【奥 隆司】
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