2024年11月21日( 木 )

「九州かしわめし」が販売60万食を突破~ヤマモリ(株)

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

kasiwa ヤマモリ(株)(本社:三重県桑名市)が2015年8月に発売したレトルト釜めしの素「九州かしわめし」。売れ行きは快調で、販売数はすでに60万食を突破した。導入したスーパーからは、「レトルト釜めしの素」部門で販売数量上位になっているとの声も聞かれ、”九州の味”は消費者に好評を博しているようだ。

 同社は1889(明治22)年に創業。当初は醤油醸造を主体としていたが、業容を徐々に拡大し、現在はつゆ・たれ・レトルトパウチ食品・調理缶詰・飲料等の製造販売を手がける。特にレトルト釜めしの素は、多くのリピーターを生み出している。同社のストレートそうめん・そばつゆは近畿地区・北陸地区でトップシェアを誇る。

 そして近年好調なのがタイフード。タイの自社工場で、現地産のフレッシュな原料を手切り・手詰めで調理した「タイカレーシリーズ」は、その本格的な味わいが好評だ。日経プラスワンのエスニックカレー・レトルト食品ランキングで1位を2度獲得()するなど、多くのメディアにも取り上げられ、高い評価を集めている。

curry 九州かしわめしの開発は、地域の「ご当地メニュー」を取り上げようとしたことからはじまった。駅弁・うどん店のサイドメニューやスーパーの総菜売場の「かしわおにぎり」等、かしわめしは九州エリアの単なる懐かしの一品としてではなく、現在も愛好されていることに着目。2015年、同社のご当地メニューの第1弾として、当初は九州地区限定で発売開始した。そのヒットを受け、1年後の16年8月には全国発売に踏み切った。「九州かしわめし」は首都圏や関西地区でも好調で、「九州のご当地メニュー」が全国に広まっている。

 他にも、主力のだし炊き釜めし「地鶏」、春が旬の「生姜が香るあさり」、高級タイプの「期間限定シリーズ」など多くの商品を取り揃える。減塩への取り組みも強化しており、減塩でおいしい釜めし「とり」「ごぼう」は、第4回臨床高血圧フォーラム(2015年福岡)で、日本高血圧学会減塩委員会の創設した「第1回減塩食品アワード」の金賞を受賞した。

 ヤマモリは、15年5月から福岡市に営業拠点を置いている。今後も九州地区のスーパーを中心に販売強化していく考えだ。

※2010年6月5日 NIKKEIプラス1「何でもランキング」夏に食べたい ぜいたくレトルトカレー特集

honsya2

<お問い合わせ先>
ヤマモリ(株) 福岡営業所
TEL:092-433-3690


流通情報サイトこちら >>

 流通情報サイトでは流通業界に関する情報を一括閲覧できるようにしております。

<日刊マックス流通のご案内>

 日刊マックス流通は沖縄を除く九州地区の食品スーパー、ドラッグストア、ディスカウントストアなどの小売業の情報を、土日祝日を除く毎日タイムリーに配信しています。現在、1カ月間に限り、無料で配信させていただきます。無料試読希望者は、下記のメールフォームでお申し込み下さい。

※「日刊マックス流通メルマガ」試読申し込みフォームはコチラ >>

 

関連記事