(株)イムズ、三菱地所リテールマネジメント(株)と合併へ
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福岡市・天神の商業施設「イムズ」(正式名称:天神MMビル)などを管理運営する(株)イムズ(本社:福岡市中央区、水村慎也代表)は6日、全国で「アクアシティお台場」などの商業施設を運営する三菱地所リテールマネジメント(株)(本社:東京都港区、古草靖久代表)と2017年4月1日をもって合併すると発表した。2社はいずれも三菱地所(株)(本社:東京都千代田区、杉山博孝執行役社長)の完全子会社。本合併は三菱地所リテールマネジメントを存続会社とする吸収合併方式で行われ、イムズは合併の効力発生日をもって消滅する。
(株)イムズは、1989年4月に福岡市・天神で開業したファッションビル「イムズ」の管理運営会社として、88年1月に設立。ちなみに「イムズ(IMS)」という名称は、「Inter Media Station」の頭文字をとって付けられたもの。イムズは開業以来、商業施設としてだけでなく、「情報発信基地」「時代波震源地」をコンセプトに、三菱地所の運営するギャラリー「三菱地所アルティアム」やホール等のスペースを活用したライブや展示会などのイベントを通じて、さまざまな情報を発信。福岡都心部・天神の中心で、存在感を示し続けてきた。
一方の三菱地所リテールマネジメント(株)は、2000年4月に開業した「アクアシティお台場」(東京都港区)の事業会社として91年3月に設立。その後、07年に三菱地所100%出資による単独商業施設のプロパティマネジメント(PM)会社に。現在では、アクアシティお台場をはじめとした東京・札幌・仙台・横浜・静岡など各所の商業施設の運営に携わるとともに、コンサルタント物件も受注し、開発段階から商業施設に関わるなど、PM会社として業容を拡大している。
今回の合併により、これまで両社が蓄積してきた運営ノウハウを全国ネットワーク化することで、総合力を今まで以上に強化。一層の魅力ある街づくりへの貢献を目指すとしている。
(株)イムズの統合準備室はデータ・マックスの取材に対し、「イムズの運営方針などについては、これまでと何ら変わりありません。現在、イムズで順次行っているリニューアルや、4月下旬の紀伊国屋書店の出店なども、当初予定と変わりなく進めていきます。今後は、両社の持っているノウハウを統合したうえで、各エリアの魅力ある街づくりに寄与していきたいと思います」とコメント。なお、両社のリリースによれば、本合併による三菱地所グループ連結業績に与える影響は、軽微だとしている。
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