2024年11月24日( 日 )

カメラのキタムラ、129店舗閉鎖へ

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 「カメラのキタムラ」を全国にチェーン展開している(株)キタムラは14日、事業構造改革の実施として総店舗の約1割にあたる129店舗を閉鎖すると発表した。

 「カメラのキタムラ」及び「スタジオマリオ」の店舗を対象として、17年3月期に81店舗、18年3月期に48店舗を計画している。また、モバイル事業部の新設により5事業部体制とし、事業別採算管理の徹底と経費の抜本的な見直しにより、固定費を45億円削減することも同時に発表した。
 売上高の約半分を占めるハード部門で、デジタルカメラ、スマートフォンなどの販売低下により、大幅に売上が落ち込んだことが主因である。

 17年3月期第3四半期(連結)の売上高は、1,081億2,800万円(前年同期比△9.3%)、経常利益8億6,900万円(同△68.4%)、四半期純利益△8億500万円(同△146.7%)を計上。同時発表の17年3月期連結業績予想(以下表)でも大幅な赤字予測となった。

 なお、役員の経営責任については、責任を明確化するため、全取締役の17年3月期に係る賞与を全額カット。当面の間、業務執行取締役は月例報酬を一部減額することとした。

 

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