「政治にモノ申したい!」 気持ちはわかるが、政界・角界・ヤクザは別世界
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NetIB-Newsでは、日本グルンバ総合研究所代表であり、大人気ブロガーで情報通の飯山一郎氏のブログ記事から、一部を抜粋して紹介する。今回は、3月6日付の記事を紹介する。
「政治にモノ申す!」――誰もが好き勝手にやっていいことだ。
ただ…大抵の人は 「好き嫌い」「善い悪い」「あ~すべき!」といった個人的な主観でモノを申しちゃっている。
ネット知識人ですら、「安倍総理や日本会議や自民党右派の皇国史観は悪い!」などと、個人的な主観をむき出し。ワシも「皇国史観」は好きではないが、しかし、思想信条の自由は、日本国憲法が保証していること。思想信条でもって政治家を善いの悪いのと決めつけるのは、「政治の本質」を知らない証拠だ。
それでは、「政治の本質」とは何か?
「ヤツは敵だ。敵は殺せ!」――これが政治の本質だ。埴谷雄高という政治思想家の言葉だ。こんなことは認めたくはないだろうが…、しかし、「政治のなかの死」は、異常に多いのが現実だ。
日本の総理大臣、アメリカの大統領、新聞記者、政治運動家…、おびただしい方々が殺されてきた。敵だから、殺されたのだ。利権とカネ儲けの邪魔をする敵だから殺されたのだ。
「ヘリから吊るすぞ!」――こういう”殺し文句”で、日本の総理も脅され続けてきて…、実際に殺された首相も多い。政治とは、巨額な国家予算と国家的利権の奪い合いなので、文字通り「命懸け」になる!ときには「命」まで奪われる。政治の世界では、「殺人」は異常なことではないのである。
政治の本質は「ヤツは敵だ。敵は殺せ!」――この怖ろしい政治の本質を知ったうえで、政治に物申しているヒトは、いない。ヤクザに「人は殺すな!」と言っても無駄。殺さなければ殺される!そういう世界も現実にはあるのだ。
相撲取りに「大食いは善くない。止めて!」――これも無駄。
政界、角界、ヤクザなど別世界の人間に対して、善いの悪いのと個人的な主観でモノを申しても、まったく無駄で無意味。それでも 「“政治”にモノ申したい!」って人は、ご自由にどうぞ。
飯山 一郎(71)
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