マツモト、26年4月期は最終黒字転換 学校アルバム縮小で営業赤字続くも資産売却益寄与

 15日、卒業アルバム制作大手の(株)マツモト(北九州市門司区、松本大輝代表)は2026年4月期決算を発表した。それによると、売上高は21億2,600万円(前期比2.0%減)、営業損失は1億5,900万円(前期は2億6,500万円の営業損失)、経常損失は8,400万円(同2億6,100万円の経常損失)、当期純利益は1億5,500万円(同6億5,300万円の純損失)で、営業・経常段階では赤字が続いたものの、最終損益は黒字転換した。

 主力の学校アルバム部門は、少子化の進行による市場規模の縮小に加え、印刷不況下での価格競争激化により厳しい事業環境が続いているとして、売上高は17億2,100万円(前期比0.2%減)となった。一般商業印刷部門もペーパーメディア需要の変化の影響を受け、売上高は4億400万円(同9.1%減)となった。

 損益面では、採用抑制による労務費の減少に加え、前期に固定資産の減損損失を計上したことにともなう減価償却費の減少などにより、製造原価の低減が進んだ。売上原価は17億7,400万円となり、前期から1億5,500万円減少した。一方、販売費および一般管理費は5億1,000万円となり、営業赤字は続いたものの、赤字幅は前期から縮小した。

 営業外収益では、保険解約返戻金8,700万円を計上した。さらに特別利益として、固定資産売却益1億円、投資有価証券売却益6,200万円、役員退職慰労引当金戻入額3,000万円、違約金収入5,300万円を計上した。これにより、営業・経常段階の赤字を補い、最終損益は黒字となった。

 27年4月期の業績予想については、売上高21億8,600万円(前期比2.8%増)、営業利益3,200万円、経常利益1,000万円、当期純利益4,800万円(同68.8%減)を見込む。

【寺村朋輝】

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