キャスター、26年8月期は減収も黒字転換 コスト構造改善、AI Tech事業も黒字化

 14日、(株)キャスター(宮崎県西都市、中川祥太代表)は2026年8月期連結決算を発表した。それによると、売上高は44億5,300万円(前期比2.9%減)、営業利益は5,000万円(前期は3億8,200万円の赤字)、経常利益は4,100万円(同3億8,600万円の赤字)、当期純利益は300万円(同3億9,300万円の赤字)で、減収となったものの、各利益段階で黒字転換した。

 主力のBPaaS事業は、売上高33億9,600万円(同1.7%減)、営業利益8億2,600万円(同27.0%増)となった。動画広告など新たな集客施策は寄与したものの、AI活用を前提としたサービス提供体制の最適化や稼働開始時期の調整などで稼働社数が計画を下回ったことなどにより減収となった。

 HR事業は、BPaaS事業からの顧客送客が限定的な状況が続き、売上高6億9,300万円(同9.4%減)、営業利益7,700万円(同26.7%減)となった。

 AI Tech事業は、売上高3億6,300万円(同0.5%減)とほぼ横ばいだった一方、営業利益は300万円(前期は2億7,500万円の赤字)となり、黒字に転換した。

 なお、同社は26年8月期から報告セグメントを従来の「BPaaS事業」「その他事業」から「BPaaS事業」「HR事業」「AI Tech事業」の3区分に変更した。BPaaSとHRを収益基盤、AI Techを成長投資領域と位置付け、BPaaS、HRで創出した利益をAI Techへ戦略的に投資する体制としている。

 27年8月期については、売上高44億6,800万円(同0.3%増)、営業利益1,000万円(同79.9%減)、経常利益は500万円の赤字、当期純利益は1,100万円の赤字を予想し、再び最終赤字となる見通し。

【寺村朋輝】

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