2024年12月23日( 月 )

【注目物件】要塞のごとき博多区の大豪邸、競売へ

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 福岡市博多区東月隈にある、巨大な一軒家が競売にかけられていることがわかった。場所は東月隈1丁目の閑静な住宅地の一角。敷地面積は4,000m2を超え、建物は鉄筋コンクリート造3階建て9LDKの築10年と木造平屋5LDKの築29年の2つ。3階建てには室内プールにトレーニング室、ジャグジーバスルーム、ゴルフ練習室も完備。周囲には高い壁がそびえ立つ、まさに「要塞」のようだ。10年前を知る人は、「個人宅としては博多区で最高ランク。総額7億円の物件だと聞いた」と話している。

 売却基準評価額は大台超えの1億4,457万円と高額で、福岡ではなかなかお目にかかれない物件だ。第1種低層住宅地域にあり、用途は制限される。個人宅としての購入希望はわずかだと予想されることから、用途にあった法人の応札が現実的。しかし、応札するところはあるのかと、地場不動産業者は冷静に見ている。

 なお、所有名義が同じ中洲のテナントビルも同時に競売となっており、「中洲のほうが流通させやすい」と地場不動産業者。物件の行方はどうなるのか。開札日は、3月28日である。

【東城 洋平】

 

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