サニックスユースラグビー大会NZチーム、宇美八幡宮でハカを披露
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「サニックスワールドラグビーユース交流大会2017」は、4月28日から5月5日までの日程で宗像市のグローバルアリーナで開催された。この大会は、海外から男子8チーム(中華台北、イングランド、フィジー、フランス、韓国、ニュージーランド、ロシア、南アフリカ)と女子4チーム(オーストラリア、イングランド、香港、ニュージーランド)を招いて行われた高校生世代を対象とした国際交流試合だ。国内からも男子8チーム(福岡からは東福岡高校)、女子4チーム(福岡からは福岡レディースラグビーフットボールクラブ)が参加した。日本ラグビー協会が主催し、各国大使館・総領事館が後援するビッグイベントだ。
順位決定トーナメントの合間、5月3日。ニュージーランドのマウントアルバート・グラマースクールの選手とスタッフ一同が、宇美八幡宮(福岡県宇美町)を必勝祈願のために訪れた。
鍛え上げられた体躯をお揃いの黄色いTシャツに包んだ選手たちだが、素顔はやはり高校生。古式ゆかしい宇美八幡宮の境内を物珍しそうに見まわしていた。神妙な表情で神職による必勝祈願のご祈祷を受けると、いよいよ「ハカ」の披露。「ハカ」は本来ニュージーランドの原住民族マオリ族の戦いのダンスだが、ラグビーのニュージーランド代表・オールブラックスが試合前の戦意高揚のために取り入れて以来、オセアニア各国のラグビーチームが試合前などに披露するのが恒例となっている。今回は宇美八幡宮への奉納として執り行われた。
勇壮な「ハカ」に、境内に集まった参拝客からは感嘆の声と拍手が寄せられた。マウントアルバート・グラマースクールの選手たちは、初宮のお詣りに訪れていた参拝客との記念撮影を行うなど、なごやかに交流を行った。
必勝祈願の甲斐あって、マウントアルバート・グラマースクールは翌5月4日の試合では東福岡高校に快勝。決勝ではフランスのチームに敗れたものの、2位という好成績で大会を締めくくった。
【深水 央】
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