2024年12月04日( 水 )

「博多廊」「星期菜」のIMDグループがカトープレジャーグループに加盟

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九州・福岡の経済活性化への貢献に期待

九州の旬 博多廊

 福岡市の名店「博多廊」やミシュラン掲載店の中華料理「星期菜NOODLE & CHINOIS」など、高い人気を誇る飲食店を経営するIMDグループ。同グループが今年3月1日付で、ホテル・旅館運営、飲食店などを全国各地でプロデュースするカトープレジャーグループ(KPG)に加盟したことを明らかにした。「KPG加盟により、国内における経済環境の変化やグローバル化など、サービス産業を取り巻く情勢や課題に迅速に対応できる環境がより強固にと問いました」としている。

 IMDグループは、2010年9月に設立されたIMD Alliance(株)以下4社で構成。「博多郎」や「星期菜NOODLE & CHINOIS」のほかには、平尾山荘にある会員制の寿司店「鮨ASO」、パンケーキとコーヒーで有名な「白金茶房」など、さまざまなコンセプトの実力店を運営。長崎県雲仙市の旅館「雲仙 富貴屋」は、「第9回日本ヘルスツーリズム大賞」で長崎県初となる奨励賞を受賞した。今年7月には、福岡市中央区薬院に、大型クラブラウンジ「薬院BASE」を開業する予定である。

 同グループが加盟するKPGは、九州では、長崎市で指定管理者として運営していた「長崎温泉 やすらぎ伊王島」を今年4月1日に取得。早ければ今年11月末にオープンするリニューアル計画「長崎プレジャーアイランドリゾート計画」を打ち出し、2018年に現在のほぼ倍となる年間集客数約30万人の達成と、21年にほぼ現地採用の雇用者数を261名(60名増)にするとしている。また、沖縄では、分譲型ホテル「カフー リゾート フチャク コンド・ホテル」の完売で話題を集めているが、19年秋の開業を目指し、沖縄読谷エリアで新たなリゾートホテルの建設計画に着手している。飲食店では、東京、大阪で展開する関西風うどんの外食チェーン「つるとんたん」が人気だ。

 「グループの持っている業態、ノウハウ、コンテンツの利用と合わせてスケールメリットや施策の連携による相乗効果を生むことも可能になりました」(同グループ)。より強力になったKPGの積極的な事業展開による九州・福岡のブランド力向上と地域経済活性化に期待したい。

【山下 康太】

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